KING BROTHERS マーヤのカー活 第1回

コラム | 2016.01.29 12:00

KING BROTHERSマーヤMV

カー活 = ゴミを漁ったファッションでカートを目指す
90年代グランジの代名詞として登場したNIRVANA(ニルヴァーナ)。そのフロントマンであり、今でもミュージシャンに影響を与え続けているUS西海岸のロックスター「カート・コバーン」。
そんなカートをリスペクトし、勝手にマインドを継承している男が日本にいた。
自身が考案したファッション活動「カー活」(カート・コバーン活動の略です)を実践し、10年代においてもグランジシーンを体現するKING BROTHERSのギタースクリーム「マーヤ」である。

[第1回] カー活とは?

まあ僕がですね、
まだ19才くらいの時にカート・コバーンに魅せられ、「どうしたら彼らの様になれるか?」と、まずはファッション面から近づいて行くために考えた結果、お金もないし、いろんな意味で、店で売られているものではもう間に合わないという結論にたどり着き、日々悩んでいたところ、近所の粗大ごみ置き場などに散乱して棄てられた、いい具合に汚れてボロボロな大量の古着をみつけたときに、「リアルなグランジファッションの真髄はここにあるんじゃないか」と電撃が走ったんすね。

参照:グランジファッションを生み出したNirvana

それからはもう、粗大ごみ置き場を夜中に友達と回りまくる日々が始まりました。それっぽい服やジーンズや靴や帽子を粗大ごみ置き場でチョイスしその場で試着して、友達みんなで『それはカートっぽい!』とか『それは違う!』みたいな話をしながら、いろいろ掘り出し物をみんなで真夜中に探索し続け、朝方に帰るっていうことをすごくやってましたね。
滅茶苦茶楽しかったすよ。

KING BROTHERSマーヤ第1回

[写真左]2015年11月キングブラザーズ UKツアー後にロンドンに残り、一人でハイドパークを散歩していたのだが、寒すぎてやばかった所、ゴミ箱にぶち込まれていた葉っぱまみれの温かそうな帽子を発見しゲット!家に帰り洗ったらけっこー綺麗になりました。グランジ感はカートコバーンもこんなやつかぶった写真あったのでいい感じかなと。近年で一番最近のカー活である。
[写真右]2008年、近所のいきつけの粗大ゴミ置き場にあった、紺色のツータックコーデュロイパンツをゲット!すごく気に入っていたのでよく履いていた時期がありました。しかし色落ちが激しくなり最近はあまり着ていませんが、グランジ感が増しています

あの頃はまだゴミの分別みたいなのがギリギリなかったんで、ちょっとした宝物探しだったしね。
カート・コバーンに近づけるという嬉しさと、宝探しまでできちゃう、たまらない活動でした。

もちろん、昔ほどではないすが、粗大ごみを見かけたら今でもドキドキしますし、「これは!」というものがあれば容赦なくいただいて帰ります。
10代最後あたりから20代前半のカー活により、僕のファッションへの感覚はこういった経験から歪に広がり今に至ります。

KING BROTHERSマーヤ第一回

カート・コバーンに出会う事により、こんな風にファッションについて考え、新しい楽しみ方や素敵な思い出をつくりました。何かを作り上げる上での非常に大事な何かを導き出す考え方のヒントをくれた大事な経験です。

「ありがとう!カート・コバーン!!」というわけで、すげーいい場所があったら、こっそりおしえてください。
(Twitterのハッシュタグ #カー活 でこっそり呟いてください。)

2016年、まだまだ宝探しは終わらないすよ!

(第2回に続く。。次回は2月)

 Rock ‘n’ Roll Panty

Rock ‘n’ Roll Panty – ロックンロールパンティ STAITON ID

パンティはロックだ!!!
“ロックンロールの爆音で、パンティを奏でよう”をテーマに制作されたステーションI­Dが完成!
ロックバンドの演奏する楽器の音が専用装置に入力され、巨大スピーカーから出力される­際に強い共振と風を巻き起こす事によってスカートをめくるシステムを独自に開発しまし­た。

「THE NEATBEATS vs KING BROTHERS」"対決 at HUCK FINN"

2月7日(日) 名古屋ハックフィン
開場/開演 18:00/18:30
挑戦者 THE NEATBEATS vs KING BROTHERS

ロックロールデスマッチとは…
ハックフィンのフロアに設置された特設ステージにて、劣悪環境の中繰り広げられる地獄のデスマッチ。
試合は各バンド30分一本勝負。
セコンドは四日市のGASOLINからガンちゃん。
勝敗は来場者参加による判定ののち、勝者にはその後メインステージでの祝福の演奏が許される。
そして敗者にはメインステージでの屈辱のローディー業務の罰が与えられる...全てのプライドをかけたロケンローラー達の命がけの戦い。
来場者参加型の前代未聞の対決イベント、それがロックロールデスマッチ!
...さぁ勝敗をキメるのは貴方だ!

KING BROTHERS 2016 SHELTER ONE MAN LIVE!!

3月18日(金) 下北沢シェルター
時間 : 19:00 開場/19:30 開演
料金 : 前売 3500円(1Drink別)
問合せ : 下北沢シェルター TEL 03-3466-7430
終演後アフターパーティ有り(23時終了予定、DJ有り)
アフターパーティー参加に本公演の半券が必要になります

2016年、最初のワンマンライブは彼らが愛するライブハウス"下北沢シェルター"で決定した、 新春から新作の制作をスタートさせるというKING BROTHERSが一体どんなステージを魅せるのか?
最新型のKING BROTHERSを発表する為に企画されたコンセプチュアルなライブを見逃すな!!
終演後はメンバー参加のアフターパーティも有り、新作制作のウラ話も聴けるかも!?

★チケット NOW ON SALE
→e+
→ローチケ L:71090
→チケットぴあ P:287-318
シェルター店頭

関連リンク

KING BROTHERS

Keizo Matsuo (Vocals & Guitar)、Masafumi Marya Koyama(Guitar & Scream)、Zony(Drums)

1998年から兵庫県西宮を拠点に独自の活動を続ける史上最強のハードコアブルースバンド。99年には早くも1stフルアルバムをアメリカのインディーレーベルからリリースし、若干二十歳で怒濤の全米ツアーを敢行。その後もメジャーやインディーのボーダーを越え数々の作品をリリース、ジョンスペンサーのプロデュースは海外でも話題になった。また、ホワイトストライプス、ストロークス、ブルースエクスプロージョン等の来日公演のサポートなども多数経験し、幾度の海外ツアーや巨大フェスなどにも参戦。

2007年からは3ピースのベースレススタイルを一時捨て、ベースをいれた4人編成へ変化するも、再始動となった2014年1月11日、西宮市長も参加した復活ライブでは、再びベースレススタイルを披露し、公演もソールドアウト、泣く子も黙る破壊的で圧倒的なライブが健在であることを見せつけた。そして、2014年3月、復活第1弾としてニュージーランドからThe DHDFD'sを迎えたスプリット盤をリリースし、JAPANツアーも同時開催、再び世界を震わせる。